こんにちは、青山レイです。
色んな写真を見ていると、自分と違う感覚の写真作品に出会ったりしませんか?
そういった気になる写真を見ていると、今度は自分の写真を今よりも
- 「カッコイイ写真を撮りたい!」
- 「なんか写真うまいね!」
- 「あの写真は何となくボケている部分をわざと作っているらしい」
- 「わたしもわざとボカしている写真を撮ってみたい」
- 「もう少し映えるような写真をSNSに投稿したい」
言われてみたいと思ったり、こんな感じの撮りたい思うようになってきませんか?
本やネットで、このボケている部分を調べてみると「F値」「絞り」「ボケ」「ボケ感のある」などと表現されています。
けれどこのF値とか絞りを覚えようとすればするほど、頭が混乱した経験ありませんか?
筆者であるわたしも頭混乱して全く覚えられず、諦めようかと思っていた矢先でした。
だから貴方の気持ちはよくわかります。すごくよくわかります!ものすごくよくわかります!!
そこで今回は、プロフォトグラファーとして撮影しご活躍されているだけでなく写真講師もされているフォトグラファーおっさん先生に教えていただきました。
インタビュー風で書いてます。一緒に覚えてみませんか。
この記事はこんな方にオススメです。
- 初心者なので簡単に解説して欲しい方
- 他の解説では覚えられず困っていた方
- 自分の過去写真を見て、つまんなくて面白みがない写真ばかりと思った方
- プロから習いたいを思っているが勇気が出ず、二の足を踏んでいる方
- プロフォトグラファーをお探しの方
- いつもと違う写真を撮影しSNSに活用したい方
きっとお役に立てると思います。
ご挨拶
おっさん先生、こんにちは。
ついに第一回目の開講ですね。
本日はどうぞよろしくお願いします。
こんにちは、フォトグラフォーおっさんです。
こちらこそ、どうぞよろしくお願いします。
カメラを始めたばかりの方でもわかるように簡単に解説していきます。
早速ですが、今回は『F値』とか『絞り』について教えてください。
はい!任せてください。
「『絞り』『絞り値』『F値』とか、人により言い方が違うんだけど、、、。」って声もよく聞きますね。
簡単に解説していきます。
とりあえずどれでも好きなので覚えてくださいね。
ここでは『絞り』という文字で統一していきます。
絞り
1️⃣絞りが分かりにくい理由
『絞り』って言うのが覚えられません、、、。
私だけですか?
そんなことありません。カメラを始めたばかりの方は皆つまずく部分です。
中にはきちんと理解出来なくて、諦めたまま撮影されている方もいるくらいです。
まず小数点がありますよね。
この小数点が中途半端な数字だからこそ、馴染めないし、覚えられないことが理由です。
さらに「段(ダン)」と言われる専門用語が出てきます。
その数字が大きくなるとレンズの穴が小さくなり、数字が大きくなるとレンズの穴が大きくなる。
訳わかんないんだけど、、、とよく言われます。
いわゆる、この表をよく見ると思います。
この表を頭に置いておく分は良いかと思いますが、今回はこの表は使わずに説明していきます。
そんな「絞り」のお話です。
- 小数点があり、中途半端な数字だから馴染めず覚えられない
- 段とかある
- 数字が大きくなる→レンズの穴が小さくなる
- 数字が小さくなる→レンズの穴が大きくなる
2️⃣絞りはレンズ側
そういえば!
絞りはレンズとカメラボディ、どちらについてますか?
そうでしたね。
絞りはレンズ側にあります。
但し、実際に写真撮影する時はカメラボディ側です。
ん?
カメラボディ側についている設定画面を触って設定するんです。
もちろん、レンズの外観を回して設定する方法もあります。
今回は簡単に覚えるため、ここでは絞り自体はレンズについていると覚えてください。
レンズの仕組みについては、次の章で説明します。
- 絞り自体はレンズ側についている
- 設定はカメラボディ側でやる(例外あり)
3️⃣レンズの仕組み
3️⃣−① レンズの仕組み
レンズの仕組みについて教えてください。
まず、レンズの外観は丸いですよね。
ここだけ覚えたら、とりあえず大丈夫です。
- レンズの外観は丸い
3️⃣ー② レンズの仕組み
正面から中を覗き込むと、なんか羽っぽい物が周辺にある事がわかると思います。
この羽っぽいのを『絞り羽』といいます。
今回は『羽』だけ覚えてください。
- 正面から中を覗き込むと、なんか羽根っぽい物が周辺にあるのがわかる
- 「絞り羽(シボリバネ)」という
3️⃣ー③ レンズの仕組み
絞りを教わる時にほとんどの人が真ん中の穴を主題にして話すから、訳わかんなくなる。
真ん中の穴を主題にするのではなく、穴の周りの羽を主題にして考えるとわかりやすくなります。
この覚えかたで教えると、みなさん理解してくださり好評を得ています。
先に本やネットで調べておきましたが、ほとんど真ん中の穴を主題にして話していました。
そのせいか、訳わからん状態でした。
この覚えかたは初めてなので、「おっ!」となりました。
実はこの覚えかたのほうが簡単です。
絞りの数字は羽が出ている量だと思ってください。
たくさん出ている時は数字が大きくなるし、出ていない時は小さくなる。
これだけです。
簡単だと思いませんか?
とても簡単です!
数字を出されると頭痛がしていたのに、嫌気がしませんし全く違和感がありません。
やっぱりレイさんは数字苦手だったんですね、、、。
そんな気はしていました。
絞りは小数点が出てきたり計算式があったりしますが、今の段階では小数点と計算は無視していきます。
数字苦手なこと、しっかりバレてましたね。
例えば、窓についているカーテン。
窓ガラス1枚に対して1枚のカーテンがついているとしましょう。
カーテンを閉めている枚数が少ない程、部屋が明るくなる。
反対にカーテンを閉めている枚数が多い程、部屋は暗くなる。
この原理と同じです。
あまり難しく考えず、気楽にいきましょう。
- 絞りを教わる時ほとんどの人が、真ん中の穴を主題にして話すから訳わかんなくなる
- 絞りの数字は羽が出ている量だと思ってみる
✔︎たくさん出ているとき→数字は大きくなる
✔︎出ていないとき→数字は小さくなる - 窓ガラスのカーテンと同じ原理
3️⃣ー④ レンズの仕組み
絞りの最小値が小さくなるほどレンズの大きさが大きくなるのは、一番羽がその外側に収納されている時の大きさが大きくなるからです。
高価な明るいレンズと安価なレンズを正面から比べて見ると、レンズのガラスの大きさが違うことがわかります。
画像を見比べて見て、違うのわかりますか?
はい!
何となくな感じですが、大きさが違いますね。
あくまでこちらに記載してあることは簡単解説です。
簡単に解説するための一つの基準です。
厳密にいうともっと難しくなりますので、初心者でもわかりやすく、楽しく学べるように簡単解説してます。
細かい点を知りたい方や、納得いかない方はこちらの記事をご参照ください。
- 絞りの最小値が小さくなるほど、レンズの大きくなる
→一番羽がその側に収納されている時の大きさが大きくなる - 高価で明るいレンズと安価なレンズを正面から比べて見ると、レンズガラスの大きさが違うことがわかる
3️⃣ー⑤ レンズの仕組み(まとめ)
一旦まとめますね。
絞りの数字は外側から出てくる羽根の量。
数字が大きくなると羽はたくさん出てくる。
小さくなると羽は外側に収納されてる。
高い明るいレンズは収納場所をたくさん用意するために大きくなる。
- 絞りの数字は外側から出てくる羽の量
- 数字が大きくなると羽はたくさん出る
- 数字が小さくなると羽は収納されていく
- 高い明るいレンズは収納場所をたくさん用意するために大きくなる
4️⃣レンズのはたらき1
4️⃣ー① レンズのはたらき1
羽が出ている量が増えると、真ん中の光が通る部分が小さくなるから暗くなる。
羽を収納したら通り道が大きくなるから明るくなる。
イメージは出来た?ここまでは大丈夫でしょうか?
イメージできました。
大丈夫です。
- 羽が出ている量が増えると、真ん中の光が通る所が小さくなるから暗くなる
- 羽を収納したら、通り道が大きくなるから明るくなる
4️⃣ー② レンズのはたらき1
明るさが変わるのは分かりました!
けれど、何でボケ(ぼやけている)も変わるんですか?
はい!お気持ちはわかります。
仕組みを説明し始めると、とても長くなり難しくなります。
とても簡単に解説した後にご自身で実験してみることをオススメします。
100%その通りにならなくても、イメージが掴めれば大丈夫です。
ボケや明るさを実験した作例をシレっと置いておきますね。
5️⃣レンズのはたらき2
5️⃣ー① レンズのはたらき(ボケその1)
手を自分の顔の前(目の前)に出して、指先を見るように集中します。
すると手よりも奥にある(先のほうにある)景色が、何となくボケて見えると思います。
写真のようなイメージです。
何となくですが、ボケているような気がします。
わたし近視と乱視が酷いのでコンタクトレンズをしています。
そのせいかわかりにくいです。
普段と違和感を感じるのできっとこの違和感がボケている部分ですね。
視力等で個人差が出てしまうので、レイさんの場合はわかりにくいのだと思います。
視力が悪いレイさんでもいいの方法ないかな?って、何してるんですか?
ちょうどいいのがあったのでやってみようと思いました。
指の代わりするのは自撮りで挟む部分です。
変なところ、思いついたら即行動派です。
わたし今ネイルしてないですし、、、。
こんな感じにやってみます。
今日レイさん自身が、こんなに機材持って来ているとは思いもしなかったですけどね。
スマホを挟んだら自撮りになる部分を指の代わりにすること、よく思いつきましたね。
えへへ。
撮れちゃいました。
- 手を前に出して指先を見るように集中すると、手より奥にある景色は、何となくボケているように見える
- 視力等で個人差あり
5️⃣ー② レンズのはたらき(ボケその2)
今度はそのままで遠くの景色を見て見ましょう。
この時のポイントは、矢印の場所周辺にあるもの一点集中します。
そのまま自分の目がすぼまっていることを感じてください。
- 今度はそのまま遠くの背景を見てみる
→この時のポイントは、矢印の場所にある物を一点集中で見る - そのままで自分の目がすぼまってることを感じる
5️⃣ー③ レンズのはたらき2(ボケその3)
手前を見る時は目をすぼめずに遠くの一点を見る時は目をすぼめる。
するとピントが合ってる範囲は変化することがわかれば大丈夫です。
レンズもこれと同じようなことが起きているんなと言うイメージで大丈夫です。
- 手前を見る時は、目をすぼめずに遠くの一点を見ると、、、目をすぼめてみる
→すると、ピントが合っている範囲が変化することが分かれば大丈夫 - レンズもこれと同じようなことが起きているというイメージでOK
5️⃣ー④ レンズのはたらき2(ボケその4)
イメージでいいんですか?
あくまでイメージなので、いいですよ。
厳密には難しいですからね。
- 目では
✔︎遠くを見るときにすぼめる
✔︎近くをみるときは普通に見える - レンズでは
✔︎遠くまでピントを合わせたい
→羽をたくさん出す
✔︎近くだけピントを合わせたい
→羽をできるだけしまう
5️⃣ー⑤ レンズのはたらき2(まとめ)
目と似たようなはたらきでレンズも動いているよ。
あくまでも似たような感じだから注意してね。
レンズは、羽をたくさん出すとピントの合うところが増えて、羽をできるだけ収納するとピントの合うところが少なくなるよ。
- 目と似たようなはたらきでレンズも動いている
注意〜あくまで似たようなもの - レンズは
✔︎羽をたくさん出す
→ピントが合うところが増える
✔︎羽を出来だけ収納する
→ピントが合うとこをが少ない
6️⃣より多くを求める
より多くの光やボケを求めるなら、レンズの名前についている「F2.8」とかって数字の書いてある小さいレンズを選んで購入して試してみよう。
- より多くの光やボケを求めるなら、レンズの名前がついている「F2.8以下」の数字の小さいレンズを選ぶ
- デメリットは高価
7️⃣まとめ
絞りって羽のこと。
羽がたくさん出ているほど数字が大きく、収納してあるほど小さくなるよ。
羽がたくさん出てると暗くなるし、ピントが合うところが増えるよ。
羽をできるだけ収納するよ明るくなって、ピントが合うところが少なくなるよ。
変な小数点のある数字とかは、とりあえず無視してそこだけ覚えてね。
- 絞り=羽のこと
- 羽がたくさん出る
→数字が大きくなる、暗くなる、ピントが合うところが増える - 羽をできるだけ収納する
→数字が小さくなる、明るくなる、ピントが合うところが少なくなる - 変な小数点のある数字は無視し、まずはここだけ覚える
絞りのまとめ
イメージはこんなところです。
数字が大きくなると羽がたくさん出て、暗くなり、ピントが合うところが増える。
数字を小さくしたら、その逆って覚えておけば大丈夫。
理解できましたか?
とてもよく理解できました。
今まで絞りは穴の部分で覚えようをしていました。
絞りは、穴ではなく周りの羽の部分で覚える。
とてもわかりやすかったです。
ありがとうございました。
こちらこそ、ありがとうごいました。
次回は『シャッタースピード編』について覚えていきましょうか。
次回も楽しみです。
ぜひよろしくお願いします。
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